「嘘」
2003年結成。
世代的にはネオヴィジュアル系ながら、メンバーが'80年代後半のビートロックに影響を受けているため、'90年代のソフトヴィジュアル系のような雰囲気が初めからあり、特にLArc~en~Cielからの影響はどうしても隠しきれないほどに多大であり、のちに、晴れて憧れのラルクと同じ事務所に所属することになる。
「夏恋」
「Sweet?」
「吉開学」
最初期こそ黒服に身を包んでおり異様な雰囲気を醸していたものの、早い段階からナチュラルでラフな出で立ちになり、ひと昔前で言えばソフヴィ系のような存在になった。
「妄想日記」
「ホソイコエ」
「紫陽花」
ヒット曲も連発し、ネオヴィジュアル系世代のバンドの中では最も、一般的認知度が高くなった。良くも悪くも、メジャーデビュー以降フツーのロックバンドに変貌していくバンドの典型。
「ANNIVERSARY」
「恋におちて」
そんな中、2013年には結成10周年を迎え、初の主催イベントも開催。若手から中堅へと進化した。メジャーデビュー後しばらくのシングルはポップなものが多かったが、「恋におちて」は久しぶりに初期の懐メロテイストが蘇り、加えてバンド自体の考え方もフレキシブルに。
「御手紙」
「プロポーズ」
バンド名の由来の人物や、Vo.マオは長年の清春フォロワーであるという事実のわりに、楽曲も発言内容も尖った部分が少ないので、そういうのを求めている人には合わないかも。逆にいえば、尖った部分が少ないから広く受け入れられやすいんだろうか。
キレイ系ヴィジュアル系の雄として、今後の活動も楽しみだ。