第8位:オーテック ザガート ステルビオ
1989年に200台限定で生産、100台限定で国内販売。厳密には203台が作られたらしい。
日産の子会社であるオーテックと、アルファロメオ車のデザインで知られるイタリアの名物工房であるザガートによる日伊コラボ。
アルファロメオ最後のFRクーペとして有名だったアルファロメオSZによく似た風貌をしている。
内装は完全革張り。ボンネットにフェンダーミラーが内臓された特殊な構造のため、ボンネット右側が盛り上がっている。この構造はその後さっぱり定着しなかった。というかこのステルビオ以外にこの構造を採用している車種を見たことがない。
イタリア人の血が濃ゆく反映されているので、かなり日本車離れしていますね。
当時価格は1800万円。そんなにあったら当時のベンツやBMWの上級車種が買えます。何より、その半額で、ほとんど同じような仕様の本物のアルファロメオ車であるSZ/RZか買えてしまいます……。
エクサとかこれとか、バブル時代でないとまず出てこなかったであろう無茶な車というのが個人的に好きでなのです。
第7位:トヨタ セラ
これも、景気が良くないと出せないような車であろう……。コンセプトカーをそのまんま販売してしまった、挑戦作。
横ではなく真上に開くガルウイングドアが特徴。だが……まあ……それだけ。
ガルウイングを採用したせいで屋根はガラス張り。締め切ってエアコンをかけても全く効かない。真夏の車内は蒸し風呂状態。
グラストップ採用により、上からも横からも後ろからも室内が丸見え。この車内でカーセッ○スができる人は猛者ですな。あるいは露出狂の変態ですな。
余程の物好きしか買わないような内容だったにもかかわらずそこそこ売れ、'90年代後半でもわりかし残っていました。