ミジョー:ゲームボーイ初期のメインタイトルで、歴代ゲームボーイソフト2番めの売り上げを誇るマリオランド、これが俺のゲームボーイデビューでした。
ドラへもん:実質的には、ファミコンのマリオブラザーズシリーズの携帯ゲーム版なんだけど、ファミコンのマリオブラザーズとは世界観が違って、ゲームボーイの方には、ピーチ姫もクッパも出てこない。
http://www.nintendo.co.jp/n02/dmg/mla/chara/index.html
ミジョー:クリボーそっくりな奴が出てくるけど、そいつはチビボーという偽物だし、ノコノコにしか見えない奴も出てくるけど、そいつはノコボンという別のキャラなんだよな。
ドラへもん:なぜかパックンだけ、ファミコンと同名で出てくるんだよな。
ミジョー:このへんのセルフパロディキャラって、たぶん後年は出てきてないよね。
ドラへもん:たぶん。
ミジョー:一般的に知られている、ピーチ姫やクッパやクリボーがいるマリオ世界とは、ちょっと違うんだよね。主人公は同じマリオだけど。そこが結構好きでもあったんだけど、やっぱり本物のクリボーやノコノコ、カメックとかが出て来ないもどかしさはあった。自作「6つの金貨」ではセルフパロディではない、「6つの金貨」ならではのキャラが出て来るからそうでもなかったけど。
ドラへもん:ゲームボーイという機器自体が、まだ摸索段階だったようだし、ある程度は仕方ないね。やっぱり今の感覚だとこのドット絵はショボいんだけどね。
ミジョー:で、このゲーム、数日やってると慣れてきて、30分くらいで全クリできるようになる。これ、セーブできないんだよ。だからわざと、すぐクリアできる仕様にしてあるのかも。
ドラへもん:ゲーム歴浅い当時のお前でそれだから、当時ある程度ゲーマーだった人にとっては、半分寝ながらでもクリアできるレベルだったんだろうな。
ミジョー:まあそのおかげで、初心者にはやりやすかったんだろうな。任天堂の良い所は、初心者をいつも視野に入れているところで、あんまりマニアックな分野のもの出さないもんね。
ドラへもん:そのおかげで、お前みたいな素人も手が出しやすいんだな。
ミジョー:でも本当は、FFとかちゃんとやりたかったんだけどね。ウチは'90年代半ばとしては既に珍しい、「ゲームは1日1時間」を守らされていた家庭だったから、時間がかかるRPGはできなかったんだよ。
ドラへもん:子供の頃、廃人プレイに憧れてたんだよな。
ミジョー:「夜3時までゲームとかカッケー!」と本気で思ってたよ。
ドラへもん:別にカッコ良くはないだろ!